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いりや画廊 若手支援プロジェクト vol.7

バリュープライス

2017年11月13日ー11月18日

   

展覧会情報

展覧会名 / いりや画廊若手支援プロジェクト vol.7 「バリュープライス」

会期 / 2017年11月13日(月)〜11月18日(土)

時間 / 11:30〜19:30(最終日は16:00まで)

レセプション / 11月17日(金)17:00〜

企画 / 荒木美由 

出品者

相沢僚一  青嵜直樹  青栁絵美  飯島真枝  伊吾田道子  石山友梨香  芋生梨江  いわかわあき  笠原光咲子  Kanae Uchida  川端明里  菊地綾子  木村俊也  近藤南  齋藤杏奈  佐藤菜々子  重松慧祐 白井翔平  杉本憲相  高田マル  高田治  高山真衣 竹之内佑太  千鶴緑也  千葉大二郎  鳴海テヨナ  萩原葉子  萩原亮  早川信志  HANDS EYE  洞山舞  松井香楠子  水田有紀  三原回   宮下夏子  室屋裕一  森川裕也  渡部直    荒木美由

展覧会について

若手作家の自由な発想と表現で作品発表を行う、いりや画廊「若手支援プロジェクト」も今回で7回目となりました。6回目となる彫刻家 荒木美由企画による今展のテーマは「バリュープライス」。自分の作品を一人でも多くの方々に知ってもらいたいと考える上で“販売”は作家としての大事な任務とも言えます。しかし、その基準となるのは“買い手と売り手(作家・画廊)”互いが納得する作品価値と価格です。今展覧会では、「“買い手と作り手”そして“売り手”(画廊)”全ての立場が納得する「バリュープライス」とは」に総勢39名の作家が迫ります。若手であるからこそ悩むテーマであり、さらに様々な立場でアートに携わる方々の刺激となるのではないでしょうか。是非、皆様の起こしを心よりお待ちしております。

いりや画廊学芸員 園浦眞佐子

value : 価値」「price : 価格」とは一体何でしょうか。若手作家が考える / お客様が感じる / 画廊が判断するバリュープライス(お値打ち価格)。そこに悩む若手作家はとても多いように感じます。今回の若手支援プロジェクトは、この大きな疑問の紐を解きつつ、同世代の作家達の交流を目的としています。「バリュープライス」とは一体何なのか。若手作家、画廊が抱える意識や問題などを、改めて再確認して頂くきっかけになればと思い企画をいたしました。

彫刻家 荒木美由

開催イベント

HANDS EYE パフォーマンス
『歩行者天国』
(投げ銭制)

 

日時:11月13日 16:00-17:00

HANDS EYEの別名義であるノイズユニットBgDonaldによる自身の出展作品と関連したパフォーマンスを行います。

劇作家 岸井大輔さんをお招きしたランチタイムトークを開催!

(投げ銭制 : ランチのご用意はございません。)

 
日時:11月18日 12:00-

 

vol.6「to be or not to be」での岸井さんの熱いインタビューが忘れられずお願いしました!岸井さんに、「荒木さんは『to be or not to be』という演劇にとっては聖典の言葉であるテーマを持ってきたのは何故ですか?」と問われてからずっと考えてきて、今回の展示はその答えを出すための一歩だと据えています。
アーティストは生きるべきか死ぬべきか、作るべきか作らぬべきか、価値とはなんだ価格とはなんだ…
相変わらず、問いは続いているのですが、今後も「生きる」ために若手アーティストが何に価値を見出し制作を続けるのか、岸井さん、多様な参加作家と共に考えてみたいと思います。
どなた様も奮ってご参加ください。 (企画 : 荒木美由)

岸井大輔さん(劇作家) http://kishiidaisuke.com

 

1995年より、他ジャンルで追求された創作方法による形式化が演劇でも可能かを問う作品を制作している。
代表作『P』『potalive』『文』『東京の条件』
 
1970年11月生。
最初の記憶から人形劇をしている。小学校ではままごとと学級会演劇に明け暮れる。
1982年開成中学入学。演劇部で小劇場と諸現代芸術を見ながら、演劇だけが近代芸術であることに疑問をもつ。
1989年早稲田大学大一文学部入学。1995年に演劇以外の芸術ジャンルは、そのジャンルを定義することでジャンルそのものを問い直した先達が現代芸術を創った(美術におけるバウハウス・デュシャン、音楽におけるシェーンベルク・ケージ・シェーファー、ダンスにおけるラバン・フォーサイスのような)が、演劇にはいないことが、演劇が近代芸術である原因だと確信する。あるいは芸術におけるモダニズムの完遂を「創作方法によるジャンルの形式化」と捉え、われわれの世代の演劇人の歴史的役割はこの問題と向き合うことだろうと考え、創作の指針とする。
1995年から、スタニスラフスキーシステムなどの演劇創作の方法論を形式と捉え、演劇概念を拡張する試行を開始。記憶の再生が演技を生み出す事そのものを演劇と見なすプロジェクト『記憶の再生』、判断を全てサイコロに委ねる演劇『P』などを発表。その過程で、演劇を「人間の集団を素材とする」と定義。人間集団として、「まち」を捉え、まちが表現する状況を設定する作品群『POTALIVE』、人間集団へ出入りする場を演劇として提示するシリーズ『LOBBY』、集団が良い劇を創作する方法の一つを形式化したワークショップのシリーズ『作品を創る/演劇を創る』、日本集団を日本語を通して捉えるプロジェクト『文(かきことば)』などがある。
2009年から2012年には、東京における公共を考えるために、ハンナアーレントの『人間の条件』を戯曲と見なし都内で上演するプロジェクト『東京の条件』実施。会議体/準備室などの諸プロジェクトを通し、人間集団を創る作品を手掛ける。
2013年上演を『人間集団を美的に捉えそれに立ち会うこと』と定義した。


 

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