ゼロ・ヒガシダ展 2013
[The Zoo Story]を始めとする、数々の作品で有名な米国人脚本家
Edward Albee氏が2006年に発刊したエッセイ本「Stretching My Mind」で、
ゼロ ヒガシダ氏の作品について「彼独特の地形学的で、かつ哲学的な
禅の要素含み、その存在感はかつて見た事の無い程、静かでありながらも
人々の心に強く響きわたる」「重力に関する彼の哲学は一般と真逆で
ありながらも、立体としての完璧なバランスのみならず、作品自体の評価も最高峰に到達するであろう」と絶賛しています。
日本でも数少ない「国境を超えた彫刻家」として世界各国で精力的に
作品を発表するゼロ ヒガシダ氏。2013年度新制作協会で、数十年ぶりの
最高賞である「協会賞」受賞直後である今展では新作、大作を含めた壁面、床面作品数点を展示致します。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
いりや画廊代表 中村 茂幸
ゼロ・ヒガシダの「祈り」
国立新美術館で開かれた、第77回新制作協会展の最高賞である協会賞に選ばれた作品『INORI Ⅱ』は、広島の平和への思いがこめられている作品で、ユニークな彫刻として高く評価された。
1936年に画家の小磯良平氏らによって結成された新制作協会は、佐藤忠良氏、船越保武氏など日本を代表する彫刻家が参加し、戦後の日本美術界の礎(いしずえ)を築いた美術団体である。数十年ぶりの受賞作家としての誇りと自信を持って、益々世界で活躍し、新しい日本の美術、日本の心を世界に広める架け橋となって、よりいっそう奮起して頂きたい。
澄川 喜一
東京スカイツリーデザイン監修者
東京芸術大学名誉教授/ 新制作協会会員/
島根県芸術文化センター長横浜市芸術文化振興財団理事長 /
日本芸術院会員文化功労賞/ 中国文化賞受賞
1984 日本大学芸術学部美術科 卒業
1986 東京藝術大学大学院修了、渡米
1988 New York Studio School 入学
1989-1990
Sooner or Later Edward Albee's Eye」ヒルウッド美術館、NY
1991 フィリップ・スティーブ・ギャラリー、NY(個展)
1994 コロス・ギャラリー、NY (個展)
2005 ロバート・スティール・ギャラリー、NY (個展 )
2006 グランド フォー スカラプチャー' NJ
2008 KAJIMA彫刻コンクール 金賞
2013 新制作協会 協会賞
2014 ゼロ・ヒガシダ展 広島県立美術館
ゼロ・ヒガシダ展 いりや画廊
2015 ゼロ・ヒガシダ展 ギャラリーせいほう
ゼロ・ヒガシダ展 いりや画廊