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人見 崇子 展  -飛ぶたね- 

Takako Hitomi Exhibition

2017年10月30日(月)-11月11日(土)

日曜休み

時間:11:30-19:30( 最終日16:00まで)

レセプション:11月3日(金)17:00-

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 人見崇子氏は「植物の小宇宙」をテーマにしています。
 日常生活で、何気なく目にとまる様々な植物をモチーフとして木を素材に表現します。「植物の小宇宙」とは、「いかに誕生し、なぜ存在するのか」という問いかけが根底にあります。植物に生命体を感じとり、世界観を創り出しています。大地から芽を出し、開花期を迎えた後、次の繁栄のために種を飛ばす。種は新たな場所へと到達し、環境に適応することで生殖範囲を拡げます。天候や風向きの手助けにより新たな場所へ辿りつく種。新たな居場所に適応する、柔軟かつ自由で軽快なイメージを生み出します。また反対に、束縛から解放された未開の地へ旅立つ挑戦者の様な力強さも秘めています。植物の生命力。その進化し続ける独特の繁栄方法に人見氏は強く惹かれると語ります。
 今展の作品「-飛ぶたね-」は花の茎をモチーフにした長くシッポのような作品です。面の構成が形態として出現することで、人見氏は地面に対し、ささやかな適応や抵抗を表現しています。具現化することにより、植物の存在を小宇宙へと誘うようです。
 2014年以来、弊画廊では2度目の個展です。展覧会名でもある「飛ぶたね」とは、作家 人見氏自身と作品が束縛から解放された未開の地へ旅立つという意味も含めて、つけられた題名なのではないでしょうか。大作を含めた作品を発表いたします。皆様のお越しを心よりお待ちしております。

                いりや画廊学芸員 園浦眞佐子





人見 崇子 (Takako Hitomi)

1970年東京都生まれ 
日本大学大学院芸術学研究科造形芸術専攻修了 

個展
1998ときわ画廊(東京・神田)
2005・'07・'11ギャラリーなつかb.p(東京・銀座) 
2009ギャラリーなつか(東京・銀座) 
2014いりや画廊(東京・入谷)
2017いりや画廊(東京・入谷)
グループ展
1989 - '91「アート・スペースYou」(東京・池袋)
1993「所沢市民文化フェアー野外彫刻展」(埼玉県・所沢航空公記念園)
1994 - '97・2000 - '17「新制作展」(東京都美術館・国立新美術館)
1997・'98「ふれる彫刻展」(神奈川県立 生命の星 地球博物館)
2001 -'03「ふれる彫刻展」(神奈川県・曽我梅林)
2000「現代美術小品展」(銀座・key gallery /青華画廊)
2001「野外アートinはむら」(羽村市郷土博物館)
2004「日本大学彫刻奨学生の現在展」(東京・江古田)
2006「昭島リレー美術展2006」(昭島市役所ロビー)
2007「Petit SOL展♯2」
2008「彫刻二人展」(銀座・SOL画廊)
2009「 ROUND 2009」
2010「植物区三人展」(銀座・なつかb.p)
2011「第74回新制作展 受賞作家展」(銀座・ギャラリーせいほう)
2012「第75回新制作展 受賞作家展」(銀座・ギャラリーせいほう)
2015 彫刻奨学生の現在展(山梨県立美術館)
2015 WORKS-11人の仕事(平塚市美術館)
パーマネントコレクション
(株)スタンレー電気蓼科保養所(長野)

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