藤島明範 彫刻展

Fujishima Akinori Sculpture Exhibition

 

2017年10月16日(月)-10月28日(土)

日曜休み

時間:11:30-19:30( 最終日16:00まで)

レセプション:10月20日17:00-

 

第27回UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)

2017年10月1日(日)~11月26日(日)

山口県宇部市ときわ公園内UBEビエンナーレ彫刻の丘

2000年以降、大きな四角い稲田石(花崗岩)から四角い石を抜き出して四角い部屋を作った「瞑想の部屋」シリーズに続き、大きな四角い稲田石から四角い棒状の石を抜き出して、トンネル状の石を割ってフレーム状にして並べた「瞑想のトンネル」シリーズを作ってきた。また、これらの作品と並行して、凝灰岩や安山岩などの軟石を焼いて制作する「Standing Earth」、「Moving Earth」、「Cosmic Wave」などのシリーズを発表してきた。

今年10月1日       から11月26日まで開催される「第27回UBEビエンナーレ」において、北極星との交信をコンセプトにした彫刻「北極星との交信 Ⅴ」を発表する。これは2005年に秋田県井川町で開かれた「第6回桜の森彫刻コンクール」で初めて発表して以来取り組んでいる「北極星との交信シリーズ」のなかの作品のひとつである。そして「UBEビエンナーレ」会期中におこなう「いりや画廊」(東京)での個展(10月16日から28日)では、「北極星との交信Ⅵ」を発表する。

彫刻を設置する「場」を考えた時に、その場所を決定づける重要な要素として、地球上の位置を示す緯度に着目したのがきっかけで、「緯度」を構成要素としていくつかのモニュメントに取り組んできた。緯度の数値は水平面に対する地軸の方向の角度と同一であり、北半球の場合には地軸の方向に見えるのが北極星Polarisである。北極星Polarisは北の空の中心にあってほぼ動かないため、作品の中心に緯度の数値と同じ角度の穴をあけて子午線上に置けば、その穴から北極星が見えるのである。北極星との交信(関係を結ぶこと)とは、宇宙をイメージすること。できるだけ単純な形で宇宙をイメージする装置としての彫刻作品を作りたいと思った。

「北極星との交信」シリーズは、設置する場所の緯度が北極星の仰角にほぼ等しいことを表現の重要な要素としている。「いりや画廊」のある東京都北上野は北緯35.7度であることから、ここに展示する作品の中央にあけた穴も仰角35.7度にあけてある。この穴を覗くことによって、北極星の光を感じるという趣旨である。彫刻の内部には地球を象徴するものとしての水が入っていて、これを鏡として北極星を映し出す仕組みになっている。また、作品のもう一つの作品の構成要素として、恒星を象徴する無数の点を金属のドットで表現した。これには、国立天文台のHPから「4次元デジタル宇宙プロジェクト」が公表している恒星のデータを使わせていただいた。

個展では、上記作品「北極星との交信 Ⅵ」を中心に、黄道12星座など宇宙をイメージした作品を数点予定している。

藤島 明範

 

藤島 明範

1977-2008 国展

1982 個展〔1996、1997、2003、2005、2009、2012〕

1988 二人展(茨城県つくば美術館)

2001 つくば彫刻展(茨城県つくば美術館)

2005 第6回桜の森彫刻コンクール 町民賞 (秋田県井川町)

2006 雨引の里と彫刻 〔2008、2011、2013、2015〕

2017  第27回 UBEコンクール受賞展