津田大介 展
2018年2月12日(月)-2018年2月24日(土)
時間 / 11:30ー19:30(最終日16:00まで)
レセプション / 2018年2月16日(金)17:00-
これまでの人生を振り返り「働く事」が「生きる事」であると考える木彫家 津田大介氏は,激しい情動や我欲に迷走しながらも激情社会に生きるサラリーマンやキャバクラ嬢といった人のかたちを、劇画のような表現で制作しています。
制作するにあたり、鑿や彫刻刀によって彫上げて仕上げる時間軸と自身の生きる時間との乖離が大きくなったと気がついた津田氏。それがきっかけとなり、緻密に彫る手順を減らすことでかたちを見切り、単純化するようになりました。さらに木材を『割る』ことで現れる木の割目、癖そして曲がりの偶然性を、また『切る』ことでかたちを決める事で、必然的に生まれる切り跡が組合わさった構成であり、さらに色彩を加えることで、表情豊かでありながら力強さを備えた氏独特の表現です。
今回の個展『Visible』では、今まで同様、自分の生きている視線の先に広がる視界をテーマに人のかたちをした木彫の目線から現実に置き換え、憑依し、想像してご高覧していただければ幸いです。
いりや画廊学芸員 園浦眞佐子
津田大介
1980年 静岡県三島市生まれ 千葉県流山市出身
2006年 日本大学大学院芸術学研究科造形芸術 修了
個展
2011年 Shout ! (個展)/ギャラリーKingyo
2014年 Face 個展 /ギャラリーユニグラバス
展覧会歴
2003年 グループ展『Sculpture』 /練馬区立美術館市民ギャラリー
2004年 木彫フォークアートおおや
2011年 宮崎国際現代彫刻展・空港展 出展
19会展/さいたま市プラザノース
2012年 伊豆高原ミュージアム 感無料 常設グループ展 4月~12月
宮崎国際現代彫刻展・空港展 出展
グループ展 『呼応する空間』/ギャラリーKingyo
A-to展 /ギャラリーユニグラバス
木彫フォークアートおおや
2013年 宮崎国際現代彫刻展・空港展
掌展/ギャラリーユニグラバス
ISA NY Art Search 2013/ New York
2014年 宮崎国際現代彫刻展・空港展
2015年 ますとみやまART 2015
雨引きの里と彫刻2015 りんりんロード
2016年 掌展/ギャラリーユニグラバス
宮崎国際現代彫刻展・空港展
ますとみやまART 2016
2017年 我孫子国際野外美術展