いりや画廊 若手支援プロジェクト vol.8

「INSTRUCTION」

 2018年1月10日ー1月20日 

   

展覧会情報

展覧会名 / いりや画廊若手支援プロジェクト vol.8 「「INSTRUCTION」」

会期 / 2018年1月10日(月)〜1月20日(土)

時間 / 11:30〜19:30(最終日は16:00まで)

レセプション / 1月12日(金)17:00〜

企画 / 荒木美由 

出品者

赤穂進 大場かおり 落合光 
野田琢 萩原葉子 丸森初音

展覧会について

若手作家の自由な発想と表現で作品発表を行う、いりや画廊「若手支援プロジェクト」も今回で8回目となりました。今展のテーマは指示書を意味する「INSTRUCTION」。この単語には指示書の他に指図や命令という意味もあります。「どのような空間でどう見せたいか」という作家の作品に込める思いの方向性を明確にしようとする7回目となる彫刻家 荒木美由による企画です。皆様のお越しをこころよりお待ちしております。

いりや画廊学芸員 園浦眞佐子


INSTRUCTION」という単語はあまり耳にはしない単語です。今展では「作品を展示する上で必要となる指示書を作品と共に掲示してください。」というお願いを致しました。企画者の「指示」による、作家たちの「指示書」。INSTRUCTIONという言葉に対する解釈は“作家がその場にいなくても、作品が成立し作者の意図を損なわず正確に展示することができる取り扱い説明書であり、作品と同等の価値があるもの” だと私は考えます。そこには作家の決して譲れないこだわりが現れるのではないかと期待し企画いたしました

荒木美由(企画)

赤穂 進
1990 北海道生まれ
2014 金沢美術工芸大学美術科彫刻専攻 卒業
2016 東京芸術大学大学院彫刻専攻 修了
個展・グループ展
2015 「Sort sort story」(芸大アートプラザ)
2016 芸大アーツイン丸の内 (丸ビル)
2017 個展「時は金なり」(イエローハウスギャラリー(中央区日本橋))

大場 かおり
1986年宮城県生まれ。
2010年東北芸術工科大学デザイン工学部情報デザイン科映像コース卒業。マルチチャンネルによるサラウンドスピーカーの音楽作品や、空間の中で物が鳴っている状態を聞かせるインスタレーションを制作している。

落合 光
1993年 東京都出身
主な展示
2013 鈴蘭展 / 茶房ギャラリー土籠 2
015 落合光展 / Design Festa Gallery
2016 落合光展 / 茶房 喫茶去

野田 琢
1983年 北海道札幌生まれ
2012年 多摩美術大学造形表現学部造形学科 卒業
2015年 多摩美術大学大学院美術研究科絵画 専攻油画研究領域 修了
現在 栃木県大田原市在住

萩原 葉子
1990年、東京生まれ。
女子美術大学大学院卒業
生活の中で信じているもの、指標になっているものとして、商店にあるカレンダーを撮影している。カレンダーの周辺から漂う生活の慌ただしさ、構わなさ、仕方なさのようなものから、確かにそこで毎日がまわっていることを実感する。

丸森 初音
2016年 女子美術大学大学院修士過程洋画研究領域修了
2014年 三次元コンプレックス/ハーモニーホール座間
2015年 Coil展no.6ー稲妻、陽炎、水の月ー/藍画廊ギャラリイK、なびす画廊
2016年 東京五美術大学連合卒業・修了制作展/国立新美術館
    小島孝子と女子美術大学同窓展ー青・あお・蒼ー/北アルプス展望美術館

DMデザイン 千鶴緑也

開催イベント

岸井大輔さんインタヴュートーク(¥1000/1d付)

 

日時:1月13日 12:00-
 



岸井大輔さん(劇作家) http://kishiidaisuke.com

 

1995年より、他ジャンルで追求された創作方法による形式化が演劇でも可能かを問う作品を制作している。
代表作『P』『potalive』『文』『東京の条件』
 
1970年11月生。
最初の記憶から人形劇をしている。小学校ではままごとと学級会演劇に明け暮れる。
1982年開成中学入学。演劇部で小劇場と諸現代芸術を見ながら、演劇だけが近代芸術であることに疑問をもつ。
1989年早稲田大学大一文学部入学。1995年に演劇以外の芸術ジャンルは、そのジャンルを定義することでジャンルそのものを問い直した先達が現代芸術を創った(美術におけるバウハウス・デュシャン、音楽におけるシェーンベルク・ケージ・シェーファー、ダンスにおけるラバン・フォーサイスのような)が、演劇にはいないことが、演劇が近代芸術である原因だと確信する。あるいは芸術におけるモダニズムの完遂を「創作方法によるジャンルの形式化」と捉え、われわれの世代の演劇人の歴史的役割はこの問題と向き合うことだろうと考え、創作の指針とする。
1995年から、スタニスラフスキーシステムなどの演劇創作の方法論を形式と捉え、演劇概念を拡張する試行を開始。記憶の再生が演技を生み出す事そのものを演劇と見なすプロジェクト『記憶の再生』、判断を全てサイコロに委ねる演劇『P』などを発表。その過程で、演劇を「人間の集団を素材とする」と定義。人間集団として、「まち」を捉え、まちが表現する状況を設定する作品群『POTALIVE』、人間集団へ出入りする場を演劇として提示するシリーズ『LOBBY』、集団が良い劇を創作する方法の一つを形式化したワークショップのシリーズ『作品を創る/演劇を創る』、日本集団を日本語を通して捉えるプロジェクト『文(かきことば)』などがある。
2009年から2012年には、東京における公共を考えるために、ハンナアーレントの『人間の条件』を戯曲と見なし都内で上演するプロジェクト『東京の条件』実施。会議体/準備室などの諸プロジェクトを通し、人間集団を創る作品を手掛ける。
2013年上演を『人間集団を美的に捉えそれに立ち会うこと』と定義した。