MEETING POINT GALLERY IRIYA
- 三人によるインスタレーション展 -
エヴァ ホグベリ・シャスティン スヴァンベリ・渡辺敏子
2020年4月6日から4月11日
11時30分〜19時30分 (最終日16時)
後援:スウェーデン大使館

スウェーデンのアーティストKerstin Svanberg(シャスティン スヴァンベリ)、Eva Högberg(エヴァ ホグベリ)と日本の渡辺敏子によるインスタレーション展示です。
いりや画廊の奥深い、黒を基調とした硬質な空間で、3人のアーティストが展示をします。これまで国内、国外、そして互いの国で長くアート活動を続けている3人です。
いま世界は終わることのない対立や環境問題などの困難の中にあります。現代という時代にアーティストに何ができるのか、アートによる国を超えた人と人との結びつきを大切に、という願いを込めて展示をします。それぞれに異なった背景を持つ3人のアーティストが呼応しあい、何かを生み出すことができるのか、試みの展覧会です。
渡辺敏子
エヴァ ホグベリ
http:/www.evahogberg.se/
彫刻、インスタレーション、絵画、映像、パフォーマンスをしています。
シャスティン スヴァンベリ
http://www.kerstinsvanberg.se
http://www.enkopingskonstforening.com/Bildspel/kerstin%20svanberg/index.html
時間と手間がかかる紙漉き作業が私の30年来の表現方法です。それはヴァリエーションが多いため膨大な可能性を擁しています。私は紙漉き作業において生の原料集め、パルプのビーティング、アート作品に変容させるためのすべてのプロセスをコントロールして制作をします。
長い経験により私独自の表現がもたらされました。良く水化されたパルプがもたらす本来の収縮運動と層ごとの異なるビーティングの加減により、2-D と3-Dの作品の限りない可能性が生み出されます。私は紙の収縮と皺をつくる強力な力をコントロールするべく努力しています。中心にあるのはテーマと形の両方です。
渡辺敏子
https://www.sweetwaternow.com/wwcc-art-gallery-installation-examines-sorrow-hope/
https://www.omkonst.se/18-japan-samtidskonst.shtml
紙に岩絵の具、水干絵具などの日本画の素材を使用して制作をしています。できるだけ作者の意図が作品に投影されない偶然性に頼る手法を用いて戸外で身体の動きを伴いながらの制作です。2018年より従来のスタイルに加えて楮のオブジェを作り始め、二つのスタイルの作品を組み合わせたインスタレーション展示を行っています。