top of page

アキタ マイ 個展 - 表層の纏い -

2021年8月4日(水)から8月14日(土)

​11時30分〜19時30分​ ※日曜開廊

(日曜:17時まで/最終日:16時まで)

アキタマイ2021.jpg

昨年より紙を素材とした立体作品に取り組んでいるアキタマイ。昨年は紙の塊で制作した馬等数々の動物達を宙に浮かせることで、生み出されるダイナミックな躍動感を見事に表現致しました。今展では一転、紙の表面に重点を置き、以前より興味を抱いていたという紙屑的表情を全面に押し出し偶発的に生まれる表情を主役に表現します。
アキタにとって、表層とは実物の持つ平面的な部分であり、それらが発する気や空気のようなものが五感を通して人の深層を刺激し関わりあうことで生まれるものが発見や感情であり日々を豊かにするものです。
今展では、外側からだけでは感じることができない何かに価値観を見出しているからこそ、表層をただの纏い物として形にしたいと考え、現場での制作に重点を置くアキタだからこと可能な、思いを瞬時に放出するドローイングのような立体表現を試みます。

いりや画廊学芸員 園浦眞佐子

アキタ マイ Mai Akita

1979年 東京都台東区生まれ
2004年 多摩美術大学美術学部工芸学科卒業
 
主に個展や、デザイナー土肥五百莉とのアートユニットmiet a(ミエタ)による二人展等で『どんな気持ちの時に観ても、その人なりの感じ方ができる隙間のある作品』にすることをいつも心に、立体からイラストまで自由な表現で制作活動を続けるとともに、寺院の納骨棚扉絵や仏具の絵付用下絵、CDジャケットやグッズのアートワーク、ロゴマーク等のイラスト・デザインの仕事をフリーランスで手掛けている。

bottom of page