峰村 哲也 個展 

 

2021年9月13日(月)から9月18日(土)

​11時30分〜19時30分(最終日16時)

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空洞がもたらす特異な空間に魅力を感じ、その形態をモティーフに制作に取り組んでいます。川端康成の「雪国」の冒頭、「国境のトンネルを抜けると雪国であった」という文章はあまりに有名ですが、峠の向こうに現世の憧れを託した文学は多く、私にとっては身近で有りどこか謎めいた存在です。「橋」もまた、河を隔てた対岸の他所の地を結ぶ媒体です。峠が山中にぽっかり空いた裏と表をつなぐ一筋の穴、一方で橋は、現世の時空を超え異次元に通じる不可思議な存在に思えますが、共に異空間の狭間にあるものです。作品の「空洞」の形態はそのような諸々の「結界」を象徴するものとして表現しています。空洞の空間の向こうに見えるものは、結界に隔てられた異次元の景色や別世界にも思えて、想像力を掻き立てられます。
今展で展示する「コタンヌカ’21」は、アイヌ語で「誰もいない集落」を意味しています。廃墟、廃村の意ですが、虚ろな住居跡、空間が空洞のテーマに通ずるのでタイトルにいたしました。この作品は特に人体と洞を構成したものではなく、自然に心に湧いてきた己の心象風景を視覚化致しました。
作品を通じて「輪廻」「コロナ渦の現状や不安」「生と死」「人間はどこに向かっているのか」など様々な思いや感情、考えを想起してもらうことが望ましいと考えています。あえて言えばそれが作品の意図するところなのです。

峰村 哲也

峰村 哲也 Tetsuya Minemura

 

1956 北海道足寄町に生まれる
1981 東京藝術大学 彫刻科卒業
1983 同大学大学院修了
1986 同大学院後期博士課程修了
 

 

[発表歴]  
 

2000

- デッサン展(ギャラリー52)
- 第26回創作メダル彫刻展(文京区シビックセンター)

2001

- デッサン展(ギャラリー52)/レリーフ展“浮”(ギャラリー52)

 

2002

- 第27回創作メダル彫刻展(文京区シビックセンター)
- 個展(ギャラリー・リヴィエール・ヴィヴァン)

 

2003

- 立体8人展(ギャラリー52)
- オブジェ・ヴィヴァン展(ギャラリー・リヴィエール・ヴィヴァン)

 

2004

- 立体7人展(ギャラリー52)
- 日本ルーマニア文化交流2004年展(東京芸術劇場ギャラリー)

 

2004~2008

- ArtistsX+one“触展(富山市民プラザ、富山県民会館)

 

2009~2010

- 日本美術家連盟・新潟県会員展(新潟県民会館ギャラリー)

 

2011

- ArtistsX+one“触展(富山市民プラザ)

 

2011~2013

- 良寛慈愛の会 年末チャリティー展(ギャラリーあらき・新潟市)

 

2016~2017

- 日本美術家連盟・北信越会員展(新潟県民会館ギャラリー)

 

2016~2017

- 戦争と平和展(長岡市美術センター)

 

2017

- 一茶と良寛彫刻展(長野県信濃町・一茶記念館)

 

 

 

[パブリック コレクション]
 

1981

- パブリック コレクション『レモン』裸婦像 千葉県館山市北条中央公園

 

1983

- 『ねい』裸婦像 東京芸大資料館収蔵

 

1997

- 『アラベスク』裸婦座像 北海道標津町生涯学習センター 

 

1998

- 『開陽』裸婦像 北海道中標津高校

 

2005

- 『生きる』母子像 長岡市戦災資料館        

 

2009

- 『風雲・蒼龍窟』河井継之助像 長岡市河井継之助記念館

 

2011

- 『良寛さん、遊ぼ』良寛没後百八十年記念銅像 新潟市西大畑公園

 

2013

- 『長谷川泰翁像』没後百周年記念銅像 長岡市大黒町(北越戊辰戦争伝承館隣接)

 

2014

- 『山口権三郎の像』胸像 長岡市小国町金沢 山口庭園
 

 

長岡市鳥越 在住