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佐久間 美智子 展 

Breathing—IV

 

2021年4月19日(月)から5月1日(土)

​11時30分〜19時30分(最終日16時)

​日曜休廊

 

レセプション開催のお知らせ

直前まで開催の可否を検討しており、お知らせが遅くなりましたが、

4月23日(金)17時〜よりレセプションを開催させていただきます。

佐久間美智子2021.jpg

「沈潜」には、水の底に沈み隠れる、または心を落ち着けて深く考えるという意味があります。美術家 佐久間美智子は織ることで自身の身体から生み出される沈潜の美を表現したいと考えています。それは自然美を追求することでもありますが、自然の中に弱々しく埋没したり、青白い孤立を意図としようとするわけではなく、あくまでも佐久間が自己を十全に晒しながら自然と共存する姿です。
「Breathing」とは自然が呼吸し、作品が呼吸する、その空間にいる人にも柔らかで穏やかな呼吸が伝わって欲しいという思いであり、それは作品の中に存在する「気」を視覚化する作業でもあります。

佐久間にとって「気」とは長い時間心に染み込んでいる身体の一部です。沈潜の美、それは各々の感性や経験を駆使することでしか吸収できない密かな美しさです。これらの要素を作品に表現するということは、制作するにあたって作為的な色や形に頼ることなく、自然に心地よく浮かんでくるものを手探りで感じながら作品に織り込んで行くことだと佐久間は考えています。
織り込んだものは完成後の修正はできません。しかし簡単なイメージや流れを固めたら原寸の大きさに描き、様々な要素を詰めすぎない状態で制作に入ります。最初の時点では作為を伴いますが、制作に入ると自分が呼吸するのと同じような時間が始まり、安定した快感を伴う呼吸になると佐久間は語ります。この穏やかな呼吸の流れが作品の中に「気」として表現されます。
今展では、幣画廊の深遠な空間一面に繰り広げた前展の作品群の最後の一点から再び始まります。月日を超えても呼吸を続ける佐久間の大作を含めた新作を是非ご高覧いただければと思っております。皆様のお越しを心よりお待ちしております。

いりや画廊学芸員 園浦眞佐子

佐久間 美智子 Michiko Sakuma

武蔵野美術大学造形学部卒

1993-2016     明星大学日本文化学部・造形芸術学部・デザイン学部教授

現在       明星大学名誉教授

 

[主な企画展

1973年

- 第6回国際タピストリービエンナーレ展(スイス ローザンヌ州立美術館)

 

1975・78・81年

- 第2・3・4回国際テキスタイルトリエンナーレ展(ポーランドウッヂ)

 

1976年

- 「今日の造形<織>―ヨーロッパと日本―」(京都、東京国立近代美術館)

- 「現代日本のテキスタイル」(パンセ美術館 フランス)

 

1980年

- 「染と織―現代の動向-」(群馬県立近代美術館)

 

1983年

- 「織から造形へ『ファイバーワーク』展」(西武大津/滋賀、高輪美術館 群馬)

- 「ファイバーワーク展―織の造形とその展開―」(群馬県立近代美術館)
- 「現代日本の工芸―その歩みと展開―」(福井県立美術館)

 

1986年

- 「世田谷美術館所蔵作品展 世田谷の美術」(世田谷美術館 東京)

 

1987年

- 現代・織の表現 フィラメントの構築性と表現をさぐる」

(スパイラルガーデン 東京)

 

1991年

- 「ソフト・スカルプチャー展」(ギャラリー無有/京都、麻布美術工芸館/東京)
- 「染と織―現代の動向Ⅱ」(群馬県立近代美術館)

 

1993年

- 「ファイバーアート展」(福島県立美術館)

 

1986・1997年

- 「FIBER AS ART」(ギャラリースペース21)

 

1999・2001年

- 第1・2回チョンジュ国際クラフトビエンナーレ展招待出品

 

2003年

- テグ市テキスタイル・プレ・ドキュメンタ2003招待出.        

 

2004年

- 中日韓現代芸術展「REFLECTION」出品

 

2005年

- オリベ想創塾プロデユース展(AXIS  GALLERY)

- “SHIBORI” 多摩美術大学美術館

 

2005・2006・2007・2008・2010・2012

- 「テキスタイルの未来形」

2005・2006・2007・2012・2014

- Miniartextilecomo 国際現代美術展イタリア・コモ

2005年

- グランプリ「Premio Ratti」受賞

2006年

- Nationality Fork Arts and Crafts Exhibition “ 中国雲南省文化美術館

2007年

- 「21世紀シルクロードドキュメント・巡回展」キルギス国立美術館/イラン・アーティスト ハウス・ トルコ・マルマラ大学展示室、イタリア・ローマ・日本文化会館

2009年

- 「テキスタイル・白の表現」ヘルスン・ローカル/ロアー美術館(ウクライナ)

2010・2011・2013・2015 ・2017 

- テキスタイルアート・ミニアチュール展       

2010年

- 「やわらかな風景」群馬県立近代美術館

 

2011年

- 「THE NATURE SPIRIT」(日本人作家16人による現代テキスタイルアート展),

Centro Cultural Hispano-Japones-USAL(Salamanca) , Centro de Arte Complutense-UCM(Madrid)

2012年

- 「藤岡けいこ・佐久間美智子のファイバーワーク」収蔵展、群馬県立近代美術館

 

2013年

- スロバキア・日本国際交流展  Gallery of Slovak Art's Union – Slovakia 18Miniartextileartworks,Arte&arte collections, Maison de la Culture du

Japon – Paris

 

2014年

- "JAPANESE CONTEMPORARY FIBER SCULPTURE IN MINIATURE" –

Japan's FIber Art MINI Part102-,The Sculpture Center in Ohio(オハイオ彫刻センター)

2015年

-  “ GEA-TERRE”  Galerie Akie Arichi(フランス・パリ)

-  EA MINIARTEXTIL・ Palazzo Mocenigo (イタリア・ベネツィア)

2016年

- 「天・空・地」佐久間美智子退任展(明星大学展示室)

- 「テキスタイル二人展」(パルスギャラリー)

2018年

- 個展「Breathing - Ⅲ」(いりや画廊)

 

2019年

- 「テキスタイルアートミニアチュール展」(Gallery 5610)

その他個展多数

      

[パブリックコレクション]

京都国立近代美術館 / ウッヂ中央染織博物館 / 群馬県立近代美術館 / 世田谷区立美術館 /

Arte &Arte(イタリア・コモ市) / 中国雲南省文化美術館

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