平井 一嘉 個展
11月27日(月)〜12月9日(土)
11時30分〜19時30分[日曜休廊]
土曜:17時30分|最終日:16時
カービングによる作品を作るとどうしても要らない部分が出てしまう。元は同じ素材だったのに。出来栄えはどうであれ、表に出るか片や邪魔物扱いで捨ててしまわれる。凸と凹の関係で凸の形を作ろうとすると凹の部分は要らない。手持ちの道具で出来るだけその凹も塊となる様に割り出している。何故ならいつか残材も表舞台に上がって貰いたいからである。(また石種によって特質があり、自分が若い頃見た原石は、割り出して四角くした物が多く表面の使われた道具の痕跡で、ある程度分かったりもしたが機械で切削して切り出された石はそれが分からなくなってしまう。道具の発達で割る、彫る、削る、研く、磨く段階で形を追求して行く行為がダイヤモンド工具により切る削る事で出来たりもしている。) その石本来の生い立ちが現れるのは割れた形です。こちらの意図しない割れ方をするのは今回の大理石でそれが魅力です。テーマとして、立方体の 原石をある程度意図した塊に割り出して、割り出された割れ肌の1番飛び出ている所から、彫り込み、原石の全てを空間の中に溶け込ませ、まだ見ない世界を見てみたいと思い制作しています。残り物には福が有る。それぞれの石の中に・・・・
平井 一嘉
平井 一嘉 Kazuyoshi Hirai
1983年
- 多摩美術大学大学院彫刻専攻修了
1982・1885年
- 第2回 第3回高村光太郎大賞展 美ヶ原高原美術館賞受賞(神奈川県、長野県)
1983・1985年
- 「神戸具象彫刻大賞展'83」優秀賞受賞(兵庫県)
1985年
- 昭和会展招待出品 日動画廊(東京都)
1987年
- イタリア政府給費留学生として渡伊
1988年
- ナントピエトラ国際彫刻シンポジュウム 一等賞受賞(イタリア)
1989年
- ファナンノ国際彫刻シンポジュウム 一等賞受賞(イタリア)
1990年
- 第一回葛塚南線野外彫刻展(新潟県)
1992年
- 第三回現代彫刻美術館野外彫刻ビエンナーレシンポジウム参加(群馬県)
1993年
- 調布市「彫刻のある街づくり」入賞(東京都)
1995年
- 第二回木内克大賞野外彫刻展(茨城県)
1996年
- 美祢国際大理石シンポジウム(山口県)
1997年
- 第二回雨引の里と彫刻~1998年['99/'01/'03/'08/'13](茨城県)
2000年
- 十日町石彫シンポジウム(新潟県)
2001年
- 個展 大沼米沢店3階ギャラリー(山形県/米沢市)
2002年
- 米子彫刻シンポジウム(鳥取県)
2005年
- 第2回現代彫刻美術館 野外彫刻選抜6人展(東京都)
2006年
- 支彫刻作品特集 日本橋三越(東京都)
2009~2010年
- 屋上彫刻展 PART6「遊びと造形」玉川高島屋(東京都)
2010年
- ギャラリー健(埼玉県/さいたま市)
2011〜以後毎年 伊佐沼工房展(埼玉県)
2013年
- 米子彫刻シンポジウム(鳥取県)
2014年
- 十日町石彫シンポジウム歴代参加作家展(新潟県十日町市)
- EAR-END EXHIBITION OF MINI・SCULPTURES(銀座/ギャラリーせいほう)
2015年
- デュルビュイ市国際石彫シンポジュウム招待参加(ベルギー)
- 雨引きの里と彫刻・りんりんロード(茨城県/桜川市)
2016年
- 青梅アート・ジャム展 青梅市立美術館(東京)
- 日本・ベルギー友好150周年記念事業 石のモニュメント公開制作(埼玉県/羽生市)
2017年
- 第6回石彫国際シンポジウム(ベルギー/デュルビュイ市)
2019年
- Seol Art Expo(韓国/ソウル)
- 雨引の里と彫刻(茨城県/桜川市)
- 第7回石彫国際シンポジウム