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高草木裕子 展

無常をいく

11月25日(月)~12月7日(土)​

11時30分〜19時[日曜休廊

土曜17:30|最終日16:00まで

高草木裕子2024.jpg

DM使用作品「空と山と」は、雄大な自然と小さく非力な人間、空っぽのようだが不思議な力の充満する空を表している。山の頂に僧侶のような人影がゆるりと振り向くような仕草にたなびく雲を見上げている図が意図せず現れ、一気に描いた。今年3月末に、参加していた展覧会を観るために向かった京都、両足院副住職のトークが意識下に現れたのかはわからない。ともあれ、この作品を契機として制作が変わってきた。

この世の一切は生滅流転して変化し、同じ状態に留まることはない。私自身も、私の作品もまた然り。展覧会タイトルとして、無常、散歩の道、絵空事、空(くう)などが浮かんだ。

夏から欠かさず続けている早朝の散歩には飽きることがない。小鳥が木立でさえずり、雉や白鷺などの営みに出会う。刻一刻と変化する美しい朝焼けの空に遭遇し、様々な姿を見せる雲を見上げることが習慣となった。山の頂で雲を見上げる人影は私自身かもしれない。

高草木裕子

高草木裕子 TAKAKUSAKI HIROKO

主な展覧会

1991 第20回 現代日本美術展 (東京都美術館、東京)

2002 Art Scholarship 2001 現代美術賞展 (Live-Ⅱ、東京)

   Peace & Harmony (WAH Center, New York, アメリカ)

2005 西湖芸術博覧会 (浙江省世界貿易中心、杭州、中国)
2007 21st century Japanese Art (Royal Exhibition Building, Melbourne, オーストラリア)
2008 ブロワ日仏芸術祭 (Halle aux Grains, Blois, フランス)
2009 いのちを見つめる (ノース・ギャラリー、埼玉、-'13)
2013 どこかでお会いしましたね (うらわ美術館他、埼玉、-'20, ‘22, ‘23)
2015 アートアイランズTOKYO 国際現代美術展 (大島、新島、東京、-'17, '19, ’20)
2016 国土海洋環境国際美術大展 (ソウル市立慶熙宮美術館、韓国)
   かがわ・山なみ芸術祭 (旧琴南中学校他、香川、'18, ’20, ’22)

2017 日本現代アートとの対話 (中国文化センター、東京)

2018 公共空間と美術-埼玉会館エスプラナード展(埼玉会館、埼玉)

2019 CON展2019 en ASHIKAGA(栗田美術館ギャラリー・大島毛織、栃木)

2021 路地まちアートランブル(足利市内S邸、栃木)

その他、京二画廊(東京)、なびす画廊(東京)、Gアートギャラリー(東京)、ギャラリー宏地(東京)、埼玉県立近代美術館、Gallery Onetwentyeight(N.Y.)、masuii R.D.R(埼玉)、Gallery青藍(東京)、ギャラリー香文木(埼玉) 、いりや画廊(東京)、アートギャラリー絵の具箱(東京)、ギャラリーモーツァルト(東京) 、art gallery &Legion(東京)、コトコト gallery-Ⓑ(埼玉)などで個展 。

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