枝松遼 個展 TSUNAGU KATACHI
2026年3月2日(月)〜3月14日(土)
11時30分〜19時00分[日曜休廊]
土曜・祝日 17時30分まで|最終日 16時まで

TSUNAGU KATACHI
本展で展示する作品は、すべてテラコッタによるものである。
私はテラコッタのもつオレンジの発色や艶かしい質感に魅せられ、四年前からこの素材を用いた制作を続けてきた。
私が最も惹かれたのは、テラコッタがいつか壊れ、なくなってしまう未来を抱えていることである。
割れやすく、脆く、弱い素材でありながら、焼成を経て確かな強さを持つ。その矛盾と、いつか壊れると知りながら形として残そうとする自分自身の行為は、どこか重なっているように思える。
私の作品は、制作のプロセスから立ち上がるイメージを基盤としている。
土を捏ね、積み上げ、乾燥させ、焼く。
その過程で生じる歪みや縮み、ヒビを、私はすべて私事として受け止めてきた。
手の痕跡を残したまま焼成され、乾いた素地に透明な釉薬のヴェールがかかるとき、存在は別の姿へと移ろっていく。
パイプ状の形は、内と外、個人と他者をつなぐためのかたちである。
循環し、人とのつながり、社会とのつながりへとひらかれていく。
身体のメタファーとしてのテラコッタとともに、私はその「つながり」を空間の中で確かめている。
枝松 遼
枝松 遼 Ryou Edamatsu
2000 福岡県生まれ
2023 九州産業大学芸術学部卒業
2026 九州産業大学芸術研究科修了予定
[グループ展]
2024年
響きあうアート宗像
2025年
第4回芸術実験 旧比良松郵便局と篠崎醤油蔵
[受賞歴]
2021年
第76回福岡県美術展覧会 福岡教育委員会賞
2023年
九州産業大学 芸術学部 卒業・修了制作展優秀賞


第4回芸術実験
2024 響きあうアート宗像
