天野 浩子 展
- 見えない景色 -
2022年3月22日(火)〜5月19日(木)
11:00~20:00(入場無料/無休)
晴れわたった日の空の青。
深夜に見上げた月の黄色。
スケッチに行った山麓の深緑。
都会に近い海の紺色。
私の周りの世界は色にあふれています。
私はアトリエで石を削るとき、日の光が当たる明るいところと陰になっている暗いところの境目を見ています。それは光がもたらす色の変化で形を把握することができるからです。石の表面に顔を近づけて起伏を見ながら、曲面がなめらかにつながるようにふくらみを作ります。
そのような制作過程を経て丸みのある石の形が現れます。この形は積もった雪の起伏から着想を得ています。すべてのものを内側に包み込む雪の堆積と、スケッチしてきた形や目にしてきた色という自身の経験の蓄積がイメージとしてつながりました。
その石がのる立方体には、アトリエで見上げた空やスケッチに行ったときに見た景色からの色を選びました。色そのものには形がありません。しかし形がないぶん、色は記憶と結び付きさまざまなイメージへと広がりをもちます。
ふくらみのある形と立方体の単純な色が、それぞれの人が記憶している景色を呼び起こすものとなったら嬉しいです。
天野 浩子
会場
東京ガーデンテラス紀尾井町
〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町1-3
紀尾井タワー2F オフィスエントランス
http://www.tgt-kioicho.jp/event/
主催:株式会社西武プロパティーズ
総合企画:いりや画廊
天野 浩子 Hiroko Amano
1984年 神奈川県生まれ
2007年 女子美術大学芸術学部立体アート学科卒業
2009年 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了
[個展]
2015年
-「a sleety day」いりや画廊(東京)
2016年
-「sleet」ギャルリー東京ユマニテbis(東京)
2017年
-「ここの標」JINEN GALLERY(東京)
2018年
-「葉の端」いりや画廊(東京)
2019年
-「かたちの枠」gallery and Legion(東京)
2021年
-「表出領域」いりや画廊(東京)
[グループ展]
2009年
- 石彫のつどいシンポジウム(岐阜)['10,'11]
2011年
- 台湾国立東華大学パブリックアートプロジェクト(花蓮台湾)
2013年
- 金谷アートクロッシング/金谷美術館(千葉)
2015年
- ART SESSION TSUKUBA/つくば市神郡地域(茨城)
2016年
- 時のかたち展/横浜赤レンガ倉庫(神奈川)['17,'18,'19,'21]
2017年
- Beyond the Generations展/H-art Beat Gallery(東京)
2019年
- パブリックアートのこれから展/gallery and Legion(東京)['21]
2020年
- うつろいの住処展/豊門会館(静岡)
2021年
- 国際彫刻交流展/女子美ガレリアニケ(東京) 他
[作品設置]
東華大学(台湾)/荒川区役所前公園(東京)/東京工業大学(神奈川)/鋸山美術館(千葉)/川崎市立白鳥中学校(神奈川)/浄光寺(岐阜) 他
東京カーデンテラス紀尾井町
Tokyo Garden Terrace Kioicyo
〒102-0094
東京都千代田区紀尾井町1−2 他
TEL: 03-3288-5500
[東京メトロ「永田町駅」 9a出口直結]
・半蔵門線ご利用の方:
渋谷方面で降車:紀尾井町口(改札)から7番出口へ
押上方面で降車:平河町口(改札)から5番出口方面 ⇒ 都道府県会館地下通路(※) ⇒ 9a出口方面へ
・有楽町線をご利用の方:
和光市方面で降車:平河町口(改札)から5番出口方面 ⇒ 都道府県会館地下通路(※) ⇒ 9a出口方面へ
・南北線をご利用の方:
赤羽岩淵方面で降車:諏訪坂口(改札)から9a出口方面へ
※都道府県会館地下通路の通行可能時間は、6:00~23:00 となります。
[東京メトロ「赤坂見附駅」 徒歩1分]
・銀座線・丸の内線をご利用の方:
赤坂口(改札)からB・C・D出口方面 ⇒ 赤坂地下歩道 ⇒ D出口方面へ