「七曜7人展」は、彫刻家原武典氏が創設した金属彫刻展です。7月7日を含む7日間を期間とするグループ展として2001年にスタートし、今回で22回目を迎えます。原武典氏ご逝去に伴う脱退によりメンバーを一新しましたが、彫刻や工芸の垣根を越えて常に表現の可能性を追求する姿勢を引き継ぎ、2018年より新たな七曜7人展として再スタートしました。各メンバーは、精力的に作品発表を続ける作家でありながら、同時に次世代の作家を導く教育者や指導者でもあります。其々の立場における、作品に対する自己責任と、研鑽の場としての作品発表こそ、彫刻家原武典氏から受け継いだ作家としての信念であり、この展覧会を継承する重要な意義であると考える７人です。
今回は小井土満氏に参加していただき、メンバーを含めた７人での展示を行います。今展覧会のテーマは「対」。コロナ禍終了における作家のあり方、教育者としてのあり方、様々な思いを胸に制作した作品群を人々に鑑賞して頂けると幸いです。そしてまた、この先常に新しい作品を発表して行けるように精進したいと思います。