大家 泰仁 展 medium 2026
2026年6月8日(月)〜6月20日(土)
11時30分〜19時00分[日曜休廊]
土曜 17時30分まで | 最終日 16時まで

本展「継接ぎ|Splice」は、欠損や断絶を修復するのではなく、断片を集め、異なる時間や物質をつなぐことで新たな構造を生み出そうとする試みである。「Splice」とは、一度切断されたもの同士を接ぎ直す行為であり、その接続の痕跡や差異を含んだまま関係を組み替えていく状態を指す。
都市は解体と更新を繰り返しながら形成され、過去の痕跡や異なる時間の層を内部に抱え込んでいる。本展では、洋白や真鍮、ブロンズといった金属によるロストワックス鋳造技法および精密鋳造技法を軸に、モルタルや木材など性質の異なる素材を組み合わせることで、都市に内在する「継接ぎ=Splice」的な構築性を探る。
鋳造は原型を一度失い、別の物質(金属)として再出現する行為である。その過程で生じる誤差や歪みは、均質化からこぼれ落ちた時間や行為の痕跡として表面に刻まれる。さらに異素材の接合は、それぞれの物理的・時間的な違いを際立たせ、単一の起源や完成を前提としない構造を立ち上げる。
複数の鋳造片や素材によって構築された形態は、建築的断片を想起させながらも特定の機能に収まることなく、断絶を含んだまま変化し続ける存在として現れる。鋳造という反復的なプロセスと異素材の接続を通して、都市と物質に共通する不安定で流動的な構築性を示し、「完成」という概念そのものを問い直す。
大家 泰仁 YASUHITO OOYA
[個展]
1998.6 かねこアートギャラリーにて個展(京橋)
1999.2 小野画廊ギャラリーB1にて個展(京橋)
2010.3 なびす画廊にて個展(銀座)
2011.4 なびす画廊にて個展(銀座)
2012.4 なびす画廊にて個展(銀座)
2012.10 調布画廊にて個展(調布市)
2014.11 なびす画廊にて個展(銀座)
2015.10 なびす画廊にて個展(銀座)
2018.9 画廊楽にて個展(横浜)
2020.3 藍画廊にて個展(銀座)
2021.10 表参道画廊にて個展(渋谷区神宮前)
2022.6 ギャラリーあずまにて個展(銀座)
2023.6 ギャラリー檜にて個展(京橋)
2024.3 いりや画廊にて個展(上野)
2025.2 ギャラリー檜にて個展(京橋)
[グループ展]
1998、99 多摩うるおい美術展に出品(パルテノン多摩)
1999.6 昭和シェル現代美術展に出品(目黒区美術館)
2013.8 武蔵野美術大学通信教育課程 絵画コース教員作品展(小平市鷹の台校/G-FAL)
2015.9~12 宮本三郎記念デッサン大賞展に出品(小松市立宮本三郎美術館 石川県/世田谷美術館分館、宮本三郎記念美術館 世田谷区)
2016.2「二月のおくりもの」大家泰仁、小野寺潮 二人展(なびす画廊/銀座)
2016.6「ドローイングとは何か」第6回全国公募入賞・入選作品展(ギャラリー志門/銀座)
2019.4~5 アートハウスおやべ現代造形展(アートハウスおやべ/富山県)
2021、22 WALK THE LINE 6 線に生きる作家たち(ギャラリー志門/銀座)
2023、25 HINOKI ANNUAL(ギャラリー檜/京橋)
その他

