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< いりや大賞 >

三原 航大

「大河をわたる船」

素材:ガラス・弁柄

♯6いりやKOUBO<大賞>三原 航大「大河をわたる船」
♯6いりやKOUBO大賞_三原航大

三原 航 Kodai Mihara

​

1999年 7月19日生まれ


2023年 第9回現代ガラス展in山陽小野田


2024年 AAC ARTMEETS ARCHITECTURE COMPETITION
 

2025年 Cosmos2025- 宇宙と生命と人類(アート美空間Saga)
 

2025年 光のアート展Ⅺ 集え-光の森へ(三重県伊賀市 史跡旧崇広堂)
 

2026年 光のアート展Ⅻ 集え-光の森へ(三重県伊賀市 史跡旧崇広堂)

作品説明

この作品は、人間の内に堆積し続ける記憶や思いを表現したものである。自身がとらえる記憶の形をインサイドモード(仲子)として造形し、ガラス内部に封入することで、移ろいゆく記憶を永続的な存在として留めたいという願いを表現している。外 形を船形としたのは、経験や記憶を積荷として抱え、人生という旅を続ける人間の姿と船の姿を重ねたためである。

受賞コメント​​​​

この度は、第6回いりやKOUBOにおいて、大賞という大変名誉ある賞をいただき、心より光栄に思います。誠にありがとうございます。本作は、これまで自身が制作してきた作品と対話するような気持ちで向き合いながら、制作を進めてきました。その過程を通して、自身の表現における一つの到達点に辿り着くことができたのではないかと感じています。一方で、今回の受賞を一つの区切りとしながらも、決して終着点ではなく、これから先へ進むための通過点であるとも考えています。また、日頃より作品制作を支えてくださっている皆様に、改めて心より感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、これからも一つひとつの作品と真摯に向き合い、より良い作品を生み出していけるよう、制作に励んでまいります。

審査委員コメント​​​​

♯6いりやKOUBO三原 航大_ドローイング

想定する作品の置かれる場所
遠くまで街並みが見渡せる高層ビルの窓前

作品には、ガラスの中に生じる気泡なども単なる素材の特性としてではなく、作品の表現の一部として丁寧に取り込まれています。また、設置する場所や光の当て方によってさまざまに表情を変えるガラスという素材の特性を、高度な技術によって見事にまとめ上げていました。さらに、光によって生まれる「陰」と「陽」の対比が作品に奥行きを与え、見る角度によって異なる美しさを感じられる造形も大きな魅力となっています。素材の特性を十分に生かしながら、技術と造形の両面で高い完成度を実現した作品として、審査委員から高い評価を得ました。

コンセプト

​人間の中には、日々の経験や思いが記憶として積み重なり、刻まれ続けている。そのような日々の中で記憶は時とともに薄れ、やがて忘れ去られていく一方で、意識の奥深くに残り続け、現在の自分を形作るものでもある。私は、自身の中に堆積していく記憶や思いを「形」として捉え、その姿をインサイドモールド(仲子)として制作し、ガラスの内部に封じ込めている。移ろいゆく記憶を、失われることのないものとして留めておきたい。そうして生み出された作品は私にとって願いでもあり、祈りでもある。今回作品の外形として「船」を選んだ。船がさまざまなものを積み込み、時間を重ねながら航海を続けるように、人間もまた、これまでの経験や記憶、さまざまな思いを抱えながら人生という旅を歩んでいく。記憶を積み込み、過去から未来へと進み続ける船、その姿に人間の有り方を重ねた。

三原航大_阿頼耶識の天球

<voyager>

H25×W35×D10(cm)/ガラス・弁柄

三原航大_alone

<alone>

H80×W80×D25(cm)/ガラス・鉄・弁柄・セメント

三原航大_voyager

<阿頼耶識の天球>

H45×W45×D45(cm)/ガラス・弁柄・セメント

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