< 準大賞 >
巾崎 知佳
「 残響-Echo- 」
素材:二液性樹脂・石・綿・絵の具


巾崎 知佳 Chika Habasaki
1992年 東京生まれ
2015年 女子美術大学大学院美術専攻立体アート専攻 卒業
2017年 同大学院美術専攻立体芸術研究領域博士前期課程 修了
2021年 グループ展「Beyond the stone」
2021年より継続参加 緑と道の美術館 in 黒川/会社から地域へまるごとギャラリー
2022年 第4回いりやKOUBO作品展(入選)/ザ・のみぎりズム2022(岡山県矢掛町)
2023年より継続参加「Passion」=それぞれの熱4展
2023年 新木場&夢の島わくわくおさんぽアートフェス2023
2024年 第18回KAJIMA彫刻コンクール/第5回いりやKOUBO作品展(入選)
2025年 手仕事の魅力 in March/彫刻奨学生の現在展(北野生涯教育振興会50周年記念)
2026年 「Next Passion」展/二人展『ひかりを拾う』(内藤早良×巾崎知佳)
作品説明
石やレジンの積層や削れていく感覚が、化石や標本の並ぶ博物館のイメージと重なりました。化石を掘り出す時や顕微鏡を覗く時、新しい何かが見つかる瞬間の、わくわくとした探求心を思い描きながら制作しています。過去の痕跡が未来に向けた発見や変化に響くことを願って。
受賞コメント
この度は準大賞を頂き、大変嬉しく思っております。元々私は展示場所から作品を考えることが好きなのですが、近年は野外展示が続いていたため “好きな場所” がどんな空間になるか想像しながら制作する時間はとても新鮮で、楽しみながら取り組むことができました。今回の経験を糧に、今後もより一層精進してまいります。
審査委員コメント

想定する作品の置かれる場所
化石や標本を扱う博物館の中
本作品は、樹脂と本物の石という異なる素材を巧みに組み合わせることで、独特の神秘性を感じさせる作品に仕上げられていました。素材それぞれの特性を熟知した高い技術力に加え、テーマ性、造形、表現力のいずれにおいても一定の高い水準に達しており、完成度の高い逸品として評価されました。絵の具などの素材も効果的に取り入れ、それぞれの特性を生かしながら一つの世界観をつくり上げている点も印象的で、神秘的な魅力をより一層引き立てていました。
現在の制作活動について
形のないものや、その場所が持つ生命感をモチーフに制作しています。近年は展示場所からのイメージを起点に、 光や泡、水などの不定形な形や自然物の形を取り入れつつ、複数の素材を組み合わせた作品を展開しています。

<おもいをはせる>
H100×W220×D80(cm) /白御影石

<見えない手のひら>
H80×W130×D70(cm)/エポキシ樹脂

<融>
H40×W30(cm)
アクリル絵の具・エポキシ樹脂・ラップ
撮影:松尾宇人

